前の(ID 137)で、現東京都知事のことを「あいつ」なんて、書いてしまったものだから、又また、茨木のり子さんの詩を紹介したくなりました。
あいつ
〈あいつの言葉は腐っている〉
人ごみのなかで 通りすがりに
吐き出すような台詞が耳朶を打った
あいつとは どいつなのか 知らないが
私はただちに了解した その内容もわからずに
〈そう あいつの言葉は腐っている〉
なぜなら日々
腐った言葉に首まで漬かり
憤懣やるかたないのだから
自分の言葉にすらそれを感じ
身ぶるいすることがあるのだから
あいつが どいつでも おんなじだ
私は、茨木のり子さんが存命中に聞き質したかった。
茨木のり子さんの、「のり」は何ですか? お父さん、お母さんはどういう思いを込められたのでしょうか?
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