母校の名を口にして、叫ぶと、胸がきゅっととなるのは、何故?。
母校の名を叫ぶと、何故、胸に熱いものが込み上げてきて、心臓が激しく高鳴り、きゅっと締め付けられ、息苦しくなるのだろうか。今だに? 卒業して、35年も経過したというのに。私だけが、ちょっとおかしいのか? 競走に賭けるアスリートの熱い思いが、私の心を共振するのだろう。学生時代 体育会に所属していたものだから、所属していなかった人よりも、当然、母校の名を叫んだ回数は多いと思う、その後遺症か。 今まで、この箱根駅伝で、何度母校の名を叫び、選手を励ましてきたことだろう。ほぼ33年間神奈川県に住み続けている。最初の3年間は大磯町、その後は権太坂、横浜市は保土ヶ谷。毎年の正月の2、3日は箱根駅伝を必ず応援することにしている。往路は鶴見を過ぎたら、復路は戸塚を過ぎたら、自宅を出る。その時がきたら、盃と徳利から手を離し、自然に、手袋、コートと準備に入る。初めの頃は夫婦だけ、それからは子供が加わって3人になり、4人になり、5人になり、それからは、子供が一人欠け、二人欠け、今度は犬が加わり、この頃は犬も老いのため欠場、今回は孫と私の二人っきり。嫌がった孫も、選手がやってくると、頑張れ、頑張れの大応援団。
第83回東京箱根間往復大学駅伝は、順大が6年ぶり11度目の総合優勝を果たした。 * 最優秀選手には(MVP)は5区で区間新をだした今井正人(順大)と1区でやはり区間記録を更新した佐藤悠基(東海大)。今井は3年連続MVPだ
* 早大シード権 5年ぶり
* 日大 15年ぶり2位
* 1位順大 2位日大 3位東海大 4位日体大 5位東洋大 6位早大
今井選手の活躍ぶり(2007年1月3日 朝日)より
誰もが苦しむ5区をむしろ楽しむように突き進む。トップをいく東海大と4分9秒あった差をひっくり返し逆に1分42秒の差をつけ、2年連続で往路優勝のテープを切った。「4分の差はちょっと届かないかな」。5位でタスキを受けた今井はそう思った。しかし、9,5キロの大平台で東海大との差は2分15秒、14キロ過ぎの小涌園では40秒に縮まり、順位も2位へ。16キロで東海大をかわした。2年生のときに11人、3年で5人、4年で4人を抜き去り、3年連続の区間賞。昨年作った区間記録を25秒縮めた。標高差約860メートルを駆け上がる走りの極意は何か。今井は「怖がらず、気持ちにブレーキをかけずに走ることですね」と説く。山登りの場合、前傾にこだわるあまり、腰まで引けてしまうものだが、今井の場合は、それがない。常に最短をたどるコース取りも熟練の域だ。「山登りは自分を成長させてくれた」と言う今井は卒業後、トヨタ自動車九州に就職する。バルセロナ五輪銀メダルの森下広一監督のもと、今度はマラソンという頂を目指す。
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