もう、私、面接なんかしたくありません。こりごりだ!!
現在、弊社は社員募集中です。面接に来る誰もが、それぞれに過去の実績を履歴書、職務経歴書に書き込んでやって来る。これが、私には苦痛なのです。それぞれに、「実録人生物語」を引っ提げて。失敗談、成功談、苦笑混じりでないと語れないこと、涙なしでは語れない、聞けない話が、初めて会う人の口から溢れ出す。
私は、その場から逃げ出したくなるのです。
面接中、この人はどんな人なのだろうか?と一生懸命に思いを巡らせる。
今までどんな仕事をどのようにしてきたのですか。
何を思って生きているの、何を背負ってる、何を目的に、何を目標に、夢は、希望は、人生で一番大事にしているものは、尊敬する人は、軽蔑する人は、愛する人は、好きなもの、嫌いなもの、趣味は、と聞きまくる。
極彩色に彩られた、人生模様が私を圧倒する。
弊社に足りない部分の補充なのか、事業拡大したい部分の補強なのか、何れかの目的で、募集をかけている弊社の都合を、我はすっかり忘れてしまい、頭は蚊帳の外へ。
人と会って見て、誰がいいのか、判断がつかないのです。
人を見る目が無い私は、社長としては、落第かもしれない。
長所と思われる部分は、それを伸ばしてやればいいし、短所と思われるところは改善・修復すれば、済むことなんだけれど。
会社を立派にして、入社を望む人なら誰でもが入社できる会社にしたいものです。この思いつきは危険ですか。
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