2006年12月1日金曜日

私は、私の会社を、『社会民主主義会社』にしたい。

会社の財務内容がよくなったこと、これから5年間でやらなくてはならないこと。

                 
①     会社の財務を良くした方が、何故いいの?
何故、会社を良くしなければならないの?

会社がよくなったら、どうなるの?

誰のために、良くするの?

こんな疑問を、誰でも持つものです。

会社は、株主が出資した資本金を利用して、企業活動を行っている。利益をあげて、株主が出資してくれたお金に対して、配当金を支払い、税金を支払って社会還元する。

利益があげられないと、必然的に財務状態が悪くなり、株主に対する配当金が少ししか払えなかったり、全く配当金が払えないことになる。金融機関からの評価も悪くなる。そうすると希望する額の融資金が受けられない。資金不足に陥る。事業の展開が貧困にならざるをえない。やりたい事業をうらめしく眺めることしかできない。 当社のように、自己資金が少なくて借入依存度が高い会社は、内外における突発性の政変・経済の変化によって、市場が大きく揺れる、その時のリスクは高く、危険だ。債務を保証している私も不安だ。よって、会社は、どんなことがあっても、いい会社にするしかないのです。ほどほどに、なんてことは許されない。

*     役員(社長・専務・取締役)と株主と社員の相互理解を得ながら、社員にとっての会社《会社にとっての社員》、株主にとっての会社(会社にとって株主)の認識を深めたい。

②会社が良くなったら、社長、特に創業者は、会社をどういう方向に舵を取りたく思うのですか?


人によるが、世の社長はこういう事態に面した場合に、大体二通りの方向性を露わにすることがある。

《会社温存型》 自分の給料をほどほどに抑えて、会社に利益をどんどん上げさせ、株主には配当金、税金(社会還元)を支払って、内部留保金を増やそうとする。 会社を大きくして、沢山の人に雇用の機会を用意する。チャンスがあれば、上場を目指し、社員に上場のうまみを、味わらせてやりたいと思う。創業者、社員にとって、とにかく、会社の今までやってきたこと、今後やり通そうとしていることを、社会に認めてもらいたいと思う。会社は、永続するものだと考える。会社の将来と、自分の将来を見据えて、仕事に励む。会社の成長と、社員としての人間的成長を喜びとする。



《社長個人だけ温存型(身内もふくめて)》 社長を含めた身内のスタッフの給料を、会社に利益が出ない限界ぎりぎりまで上げる。結果、会社には利益が出ないようにする。 自分の女房か娘を、バカ息子を役員にして、給料を支払う。儲けられる時に儲けておこう、後の事は重要じゃない。個人資産を増やすことを第一に考える。社員を使い捨て感覚で使用する。給料体系を、フルコミッション、歩合給偏重になりがち。

*山岡は《会社温存型》を目指したい。 


 ③今、私が置かれている状況
以下 税理士の五浦氏の見解より A ,*氏・+氏の株式持分について、*氏は純資産価額方式、+氏は配当還元方式による評価であることに留意せよ。 

  B , 土地保有特定会社    現状では、税法上の大会社に該当するため、総資産に対して70%以上の土地保有率をもって土地保有特定会社となり、同族株主の株の評価が純資産価額方式に限定されている。 土地の保有割合を下げることにより類似業種比準方式を選択できる。

(注)当社は、不動産会社で、土地を仕入れて付加価値を付けて売却する。そのような事業展開を行っているゆえ、土地の保有比率を下げるわけには、いかない。

そこで*氏の株式の評価はどうなるの?上記のA Bにより、同族株主の評価、純資産価額方式によると前期末:@?円《1株》?*?=?円この数字を見て社員はどう思うのか、社長にとって、どういう意味があるのか? 社員は=ひぇー、それがどうしたの? 俺にとって、私にとって、何か、ええことでもあるの? 社長は=ヒャー、それどういうこっちゃ。 ????? それ、俺に呉れるの? なんか、ええことあるのか?

そこで、税理士の五浦さんの、コメントより。

「山岡さんが、ここで、何も準備も用意もしないで、死んだら、この???が相続税評価対象額になるのですよ。山岡さんの私財については、仕事柄知り得ています。全財産を処分しても処理しきれないでしょうね。奥さん、子供は家を追われるように出て行くしかない。このまま、やり続けていれば、会社は益々よくなり、社長が年を重ねていく。こんな危険なことはないですぞ」。

④今、社員が置かれている状況
社長の株式の評価が??? 俺には関係ない。そんなこと、知っちゃおらんよ、と思うのが社員各自の実感だろう。でも、じっくり考えたら、俺達社員が働いた成果でもあるんだよな、と思い巡らしてもいいのではないのか。社長は、社員からのそんな声を待っている。社長は、借入金の連帯保証を重ねる。この債務を背負うプレッシャーは、並みたいてのものではないことも、よく理解して欲しい。でも、山岡はちょっと変な部類の人間だから、会社運営の楽しみと苦しみを、チャラにして、それなりに楽しくやってるんだからええのだ、と割り切ってくれても、いいのだ、よ。 そこで、山岡は、この評価を、これまで頑張ってくれた社員、これから頑張ろうとしてくれている社員に、お裾分けできないか、と思い当った。でも、今のままでは、どうにも、何もしてやれないのが実情だ。 社員は、今後の取締役会で、社員の株主しての利益分配方式を検討するので、その検討結果が出るまで、待っていて欲しい。

⑤上場できたら?
上場しなくても、頑張っている企業は幾らもある。例えば、リクルート、サントリー、ロッテ、竹中工務店などがそうです。これらの会社は経営トップの強力なリーダーシップの下、株式市場から資金調達を行わなくても自らの生み出すキャッシュフローを基に事業拡大しています。また、「上場企業」という肩書きがなくても、これまでの実績から十分に社会的信用を得ています。私達の会社では、このような会社の真似はできません。よって、上場するしかないと考えている。上場するためには、どの証券取引所にも、上場実質審査基準がある。以下の通りです。このことは、本来、なにも上場の為に行うことではないことばかりなんだが。

1、企業の継続性及び収益性 2、企業経営の健全性

3、企業内容等の開示の適正性

4、その他公益又は投資者保護

について審査され、証券取引所が承認しなければ、上場はできない。

私の会社、私達の会社から、公器としての会社になるわけだから、高いハードルを越えなければならないのは、当然だろう。

社員に対しては、働くことにおいて、社員を守ること、会社が当然しなくちゃならないこと、備えなくてはならないこと、労使に対して、すごく緊張維持できる環境を整備しなければならないことが多いのです。

会社は誰のもの? の根源的質問についての、必然的解答は《上場を目指す》と結論を下す。

 
 何故なら、会社は良くなったけど、社員には具体的にはメリットがない。株主だって少しぐらい高い評価(配当金)を受けたところで、物足りない。会社の大発展の夢を実現したいと思っている、役員・株主・社員には欲求不満が募るばかりです。

この不満を解消するには、上場することが、一番手っ取り早く、直接効果のでる方法だ。

とは言え、上場を達成するには、今期、来期、再来期、その次の期、その次の期の次の期の、業績を計画通りに実行しなければならないのです。その強い決意を共有されなければ、実行は無理だ。社員のため、会社のため、社長のため、どんなことがあっても、上場するしかないのです。 上場できれば、会社、社員、株主にも、エエことがあるのですか? 問題は、ココなのです。

株式上場のメリット

・     財務面・資金調達の能力の強化・     知名度・対外的信用力の向上

・     社内管理体制の整備

・     株式流通性の向上、株式価値の顕在化、増大

・     従業員へのインセンティブ

株式上場の主な留意点

・     企業内容の開示義務、説明責任の増大

・     証券取引法、会計基準、その他法令への対応

・     事務量・経費の増加、人件費の増加

・     コンプライアンスの強化

社員に対しては~決められた株数を発行しなければならないから、前もって、社員持ち株会(山岡自身はこのやり方は、スカン)とか、何らかの方法で各社員に株を保有してもらい、その株の市場評価次第では、差益をゲットできる。ストックオプションなどで、会社が良くなれば良くなるだけ、株価が上がって、より以上のゲットが可能になる方式も検討してみたい。上場できたら、流通性のある株になるから、資産としても十二分だ。これが、大きいのです。これだけを目的に上場を目指す社もあるぐらいだ。当社はそんなアホな集団ではない。

上場すると、市場から資金が集められ、会社の財務的な運営は進めやすくなる。又、研究費、将来を見越した投資が可能になる。調達した資金を事業に投資することにより上場していない会社よりも成長のスピードをあげることができる。
全ての活動において、何事に対しても、ひるむことなく堂々と対処できる。(当社は上場できなくても、堂々とやってきたし、今後も堂々とやらなければならない)他社との業務提携がスムーズに進められる。 社員の募集がやり易くなる。いい人材が集まり易くなる。

⑥上場は通過点だ
社会的に認証され、益々公器としての役割が重くなる。だが、社会的に認められたといえ、最低限の基準をクリアーした程度に過ぎず、もっと高いステージでの活躍を求めてチャレンジしたい。我が社は、あらゆる情報を、根源的変革を視点に、最適利用を考え、加工し、高付加価値の環境創造をお客様に提供している。この活動のさらなる飛躍を目指している。

荒ぶる魂を持つ熱き若者たちが、雄叫びをあげて、勇猛果敢に前進するのだ。

私たちは、横浜で一番元気のいい会社だ

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